季節を感じる。

繊細な変化を愛でる感性は、四季がある日本に生まれ育った多くの人が持ち合わせているもの。たとえば、蝉の声。あぶら蝉の歌声は「はい夏真っ盛りです!」と言わんばかりに勢いがよくて、スイカや素麺を冷やす場面や、夏の陽射しや汗をかくイメージが浮かびませんか。ヒグラシの歌声をきくと「夏も終盤ですわね。」と夕暮れや優しい風が吹くイメージがして、ほっとするような感覚がします。

風鈴の音をきいて「涼しく感じる」これは日本人の特融の感性だと、日本に長く住んでいる友人(アメリカ国籍で世界中を旅してきた)が教えてくれました。

「カナダの友人宅を訪れた時に日本の風鈴がありました。旅行のお土産で買って帰り、繊細なデザインも美しい音色もものすごく気に入っているのでリビングに飾っているそうです。でも真冬のカナダ、外は雪が積もって真っ白、暖炉のある部屋で風鈴が「りーん、ちりり~ん」と鳴っています。僕は思わず「さむい、さむい、おかしいよ」と思いましたよ。」と笑いながら話してくれました。

風鈴=夏・涼しい音色と感じるのは日本に生まれ育った人が感じることで、海外の方にとっては風鈴=日本や美しい音色ではあるけれど「涼しい」と感じることはめったにないそうです。雪に囲まれ暖炉の部屋で風鈴を見つけたらきっと「仕舞い忘れやな」と私なら思います^^

 

この他にも五感で感じる季節はたくさんありそうですね。当たり前すぎて「え?そうなの?日本人だけなの?」そんな感覚は四季以外でも習慣の中でも本当にたくさんあります。毎日の生活の中で小さな発見を楽しむこと、これは感性をみがくだけではなく、自分の役割や本当の歓びへと道しるべだと思います。

 

私は特に「食事」で気付くことが多いような気がします。詳しいことは分からなくても感覚的に「懐かしさと季節」を連想してしまう、そういう家庭環境に育ったからでもあるでしょうし、またこれが楽しくて面白くてしかたがないのです。

さて、今回は旬の桃をギュッと濃く美味しく楽しく頂きたいと想い、多少の日持ちもさせたくてゼリーを作りました。レシピをネット検索して私が家に在るもので代用したレシピです。

桃の皮と種をつかうと、色と風味がたまらなく素敵に仕上がります!!

皮はほんのりピンク色に、種は桃の甘い香りを出してくれます。

 

材料

  • 桃  大きな桃(ソフトボールぐらい)の1/3
  • 桃の皮と種
  • 粉寒天 5g
  • はちみつレモンのはちみつ液      20ml
  • はちみつレモンのレモンスライス    2枚
  • 日本酒(白ワインでも、無くてもOK) 50ml
  • ※水                  300ml~
  • ※寒天の袋に記載されている水分量を基本とする。使う液体の合計がその基本分量になるよう水の量を加減する。お酒を入れないなら水350ml、はちみつ30ml入れるなら水分量を-10mlにする等。

作り方

  1. はちみつレモン、お酒、水の分量を量り分けておく。レモンスライスは細かく刻んでおく。
  2. 桃をよく洗い(皮を使うので)、アボカドのように種を中心にして包丁で切り目をいれて、ひねって2等分にする。皮をむいて、皮と種を取って置く。ゼリーにつかう果肉を細かく刻む。ゼリーに使わいない分は別途保存する。(レモン汁をかけると変色しない)
  3. 片手鍋に水と桃の皮と種を入れて中火にかける。ほんのり色が変わり桃の香りがする。
  4. 3に酒を入れて中火にかけ、沸騰してきたら、粉寒天、はちみつレモンを加え、寒天が溶けるまでゆっくり混ぜる。
  5. 寒天がとけて、全体的に艶っぽい感じになったら、火からおろし粗熱をとる(ボウルに水をはり、水面に鍋底をあてながら混ぜる)
  6. カットした桃を散らした容器(タッパーやバット、グラスなど)に、そっと注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。

 

今回は、長方形のタッパーで作ったので、冷やし固めたらナイフでさいの目にカットして、グラスに盛り付けました。私の場合は、幼いころに母が作ってくれた葡萄ジュースの寒天ゼリーが基本(基準)になるので固めに仕上がることが多いです^^

自家製の豆乳ヨーグルトを底に入れて、ゼリーをいれて、豆乳ヨーグルトをかけて、無農薬のブルーベリーをトッピング。

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これ以外でも、生の桃果肉と一緒に盛り付けてハーブをアクセントにしたり、フルーツポンチ、アイスクリームとパフェにしたり、アレンジも楽しそう。好みで寒天のかたまり方もアレンジできますし、ゼラチンでも食感が変わり一味ちがった仕上がりになりそうですね。